2013年03月05日

3/5の日記

DVDでジャン・ギャバン主演の『現金(げんなま)に
手を出すな』を観た。

いい映画だな。

映像といい、全体を覆う静かで渋いムードといい、
気に入った。

そして音がいい。

音楽もいいのだけれど、それより音だ。

例えば、靴音、鍵をかけたり、開けたりする音、ドアの
開閉の音、車のエンジンの音、そういう音のどれもが、
乾いていて、それがとてもいいのだ。

しかし、何と言ったって、ジャン・ギャバンの演技だ。

いいなあ、しゃべりも動きも。

この映画で私が一番気に入ったシーンは、夜中に仲間に
簡単な夜食を出す所。

「こんなものしかない。」と言って、ラスクと多分チー
ズとシャンパンを出して、ムシャムシャ食べるのだけれ
ど、その時のセッティングの仕方の無造作だけれど、て
きぱきとした動きにシビレタ。

そういえば、池波正太郎がエッセーの中でこのシーンの
ことを書いていた。グルメで映画好きの池波正太郎なら
ではの視点から、最も印象に残る、映画の食事シーンと
して取り上げていた。(もうひとつは『愛の狩人』のだ
った。)

それにしても、ジャン・ギャバンの動作はカッコいい。

こんな風に落ち着いて、リラックスして、さりげなく気
を配ってエスコートされたら、コロっと参るかも。
posted by ミヤマ カヨコ at 18:49| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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