2018年04月03日

4/3の日記

今自分の中で「世阿弥」がブームになっている。

何年も前に『風姿花伝』や『花鏡』は読んでいるのだけれど、
今改めて読み直してみると、そこに書かれている内容が全く
違う深さで身に染みてくる。

能に気持ちが向き始めたところに、ちょうど出会ったのが、
世阿弥の再来と言われた能楽師「観世寿夫」。

この人の『井筒』をDVDで観、この人の書いた『心より心に
伝ふる花』を読み、『日本の名著 世阿弥』の中で書いてい
る『演戯者からみた世阿弥の習道論』を読み、激しく感銘し、
その説に納得させられた。

同じ世阿弥論でも、評論家や学者が頭で書くものと、実際に
舞台を務めている能楽者の書くものとでは、明らかに説得力
が違う。

一緒にするなと怒られそうだけれど、同じ体と声を使って表
現をする者として、切実に胸に迫ってくるものがある。

まったく次元は違うけれど、それでも励まされた気持ちになり、
勇気をもらったと思っている。

シェークスピアより200年も前に、日本には世阿弥という大
天才が存在したのだ。そして、世阿弥がこの世を去ってから、
およそ600年の後に、その世阿弥のスピリットと頭と技術を
受け継ぐ天才が存在したのだ。

そう考えるだけで、感動してしまう。

なんだかワケのわからないヘンテコなうたをうたっているこの
身にも、もしかしたらそのスピリットの何億分の一くらいは引
き継がれているかもしれないじゃないか。

そう信じることにしよう。
posted by ミヤマ カヨコ at 16:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月25日

3/25の日記

今日3/25、無事に誕生日を迎えた。

この歳まで来ると、誕生日を迎えられたことに感謝せず
にはいられない。

よくぞここまで生きてきた。奇跡みたいなもんだ。

ヘンテコな音楽やりながら、能天気に生きて、なんとか
食べていかれて、こんなありがたいことはないのだ。

いよいよ未知の領域に入ったという感じがする。どこか
これまでと違う。

たしかに体は今までより調子悪い。そりゃそうだ。こん
だけの長い年月働き続けてきたんだからね。

今朝起きて、自分におめでとうを言い、そして自分の体
にありがとうを言った。腕を触りながら「お疲れ様、あ
りがとう。」足を触りながら「お疲れ様、ありがとう、
これからもよろしく。」胃のあたりを撫でながら「お疲
れ様。ありがとう。またよろしく。」etc. etc.

さてさて、これからどんな面白いことが待っているのか。
楽しんで生きていくよ。

posted by ミヤマ カヨコ at 19:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月16日

3/16の日記

今頃何言ってんのだけど、黒澤明作品『蜘蛛巣城』を初めて
観た。

もう体も頭も芯から痺れた。

なんて凄い映画を作ってたんだと、なんで観てなかったんだ
ろうと思うことしきり。

私の好みのど真ん中なのだ。

私の中で溝口健二の『雨月物語』と双璧となった。

なんで観たのかと言えば、増田正造著『世阿弥の世界』を読
んでいて、その中で触れられていたからで、いいめぐり逢い
だった。

なんでこの本を読んだかと言えば、今年は「能」を観に行こ
うと思っていて、まずは予習しておく必要があるだろうと思
ってのこと。

歌舞伎、文楽と来たら、やっぱり能を観なくちゃなあ。


posted by ミヤマ カヨコ at 16:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする