2013年01月31日

1/31の日記

『ラスト、コーション』があまりにも凄かったので、
どうしても他のアン・リー監督作品を観たくなって
DVDで『ブロークバック・マウンテン』を観た。
http://www.youtube.com/watch?v=LIAG2qn05SE

2005年の作品で、公開当時「ゲイ・カウボーイ映画」
などと言われたのを覚えている。

まったくとんでもない的外れで浅薄な批評で、映画を
観れば、もっと深いところに目が行っている内容だと
わかる。

やはり、静かで強い映画だ。最後まで集中力と緊張感
を保っていて、終わった後に何かを残していく。

こういう感じは他のアメリカ人監督にはないんじゃな
いだろうか。

アジア人ならではの感性かもしれない。

映像がまた素晴らしい。映画館で観るべきだったと後悔
するばかりだ。

アン・リー監督は凄いな。

今年のアカデミー賞にノミネートされている『ライフ・
オブ・パイ』を映画館に観に行くべきかもしれない。

インフルエンザの流行が終わったら行こうかな。

posted by ミヤマ カヨコ at 18:18| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月23日

1/23の日記

DVDで、アン・リー監督の『色|戒』(ラスト、コーション)
を観た。

莫言の小説を読んでいたら、ヴィジュアルで中国の歴史を
観てみたいと思って、『ラスト・エンペラー』を観た後に
この映画に辿り着いた。

アン・リー監督作品は全然観たことがなかった。

台湾出身で、アメリカに渡った人が中国のことを映画にし
たわけで、この映画はアメリカ・中国・台湾・香港合作の
2007年作品で、ヴェネチアで金獅子賞を受賞している。

凄い力の作品だ。最初から最後まで集中力と緊張感が途切
れることがない。

内容と映像の濃さで、観終わった後は充実感と疲労感の両方
に襲われる。

中国側に立った作品だから、映画の中に登場する日本人はみ
な愚かで醜く見えるように撮られているところは致し方なし
としよう。

とにかく同じアジア人としては、誇りに思える監督だ。

さてさて莫言ということになれば、当然『紅いコーリャン』
を観ればいいのだけれど、原作を読んでしまうとどうしても
足踏みしてしまって、どうしたものかなあ。
posted by ミヤマ カヨコ at 23:40| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

1/20の日記

成瀬巳喜男のも小津安二郎のも戦前の作品をYouTube
で観たんだから、溝口健二のを観ないわけにはいかな
いだろう、ということでチェックした。

観た。

1933年のサイレント作品『滝の白糸』。ご存知泉鏡花
の原作。

そして1935年のトーキー作品『虞美人草』。ご存知夏
目漱石の原作。

『滝の白糸』よかったなあ。ただし、アップされていた
のが活動弁士の語りと音楽付きで、これが邪魔だった。
溝口の作品にあの語りはないだろう。喜劇じゃないんだ
から。要らないね。

それでも、映画として面白かった。主演の入江たかこも
よかった。後年溝口が自分にとっての恩人とも言えるそ
の入江を切ったことを思い出すと、また色々な思いがよ
ぎる。

溝口作品を観る楽しみはたくさんある。映像的な凄みや
動きや、あれこれあるけれど、とにかく女性をとことん
不幸に陥れていく、そのサディスティックなところに付
き合わされる楽しみというのが上位に来る。

後年の『雨月物語』や『西鶴一代女』などはそのSぶ
りが徹底されているけれど、この『滝の白糸』『虞美
人草』でも、溝口健二はずい分女性を苛めてらっしゃる。

ついでに、ダメ男の描き方もイヤになるくらい、いい。
posted by ミヤマ カヨコ at 21:49| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする